
SOUND ◆MAN 取り扱い店の皆さんのお手元には届いたでしょうか?
'08 SPRING COLLECTION のインヴィテーション(案内状)です。
先日のブログでちらっと書きましたが、来春のSOUND◆MAN のテーマは
”ワークマンズ ワードローブ”。
文字通り、ワークウエアの匂いが強くなりますが、
そもそものきっかけがインヴィテーションに使わせてもらったこの写真なのです。
実はブリティッシュスタイルのシューリペアファクトリーとして
他の追随を許さない存在と言っても過言ではない
ユニオン・ワークス代表 中川氏から渡された一枚の画像なんですね。
彼とお付き合いさせてもらってから長いのですが、この夏、ユニオン・ワークスのユニフォームを作りたいとの依頼を頂きました。
それを聞いた瞬間、
むむっつ・・・・
面白そう!と(笑。
考えてみたら本当のワークウエアを作れる機会なんてそうそうありません。
本当のワークウエアとは、ファッションではない用途を考えた服なんですが、カッコ良い靴修理屋さんにカッコ悪い服を身に纏わせるわけには行きません。
気合も入るってなもんです(笑。
実際にサンプルを作るため、彼らが靴を直すときに必需品としている定規やカッター、ペンなどが入るツールポケットの形や位置を考えたり、なるべく耐久度が高くなるための細工を施したり、、、なんやらかんやらやりました。
一応収めは11月になる予定ですが、カッコ良い靴修理屋さんが身に纏うカッコ良いユニフォームが出来上がったと思います。
さて、画像に戻りますが、イギリスのシューリペアショップのもので、相当旧いフォトと推測されます。
見る人が見たら”おおつ!”と唸るショーケースの中身(多分、インビテーションの画像じゃわからないと思いますが。)。
またなにより職人さんたちのスタイルがなんとも言えず、カッコ良いです。
ショップ・コートってこう着るもんなんだと改めて再認識。
その流れで来春のイメージが固まってきたのです。
奇しくも昨今、ラギッド(粗野)なんて言葉もよく耳(目)にするようになりました。
ギラギラした服はもういいや・・・なんて感じなのも事実。
リアリティのある男服。
ある意味、SOUND◆MANの原点でもあります。
なんだか今回はずいぶんとカッコ良いを連発したかもしれない(笑。
- 2007/10/15(月) 15:33:23|
- 服作りの現場より
-
| トラックバック:0
-