久々に”140字以上のつぶやき”カテゴリーのブログです。
”神は細部に宿る”というフレーズ、耳にしたことがないでしょうか?
これは建築業界の言葉であり、大まかに言ってしまうと
”細部のおさまりが美しくないと全体の値打ちもない”ということらしいのですが、
自分はこの言葉を勝手に広い範囲で解釈し、仕事する時、心においています。
座右の銘と言ってしまうと大げさですが、、、。
正直、自分の作っている服は、普通の服だと思っています。
JKはJKでしかないし、シャツはシャツでしかない。
それこそ一見同じように見える服は他にもたくさんあります。
(実際、ひとんちの服を見て、よくできているなぁ~、と思い、軽く落ち込むことも多いです、、、まぁ、それはおいて置いて、、、。)
で、うちの服はどこで勝負するのかというと素材選び(作り)はもとより、
着心地、またSoundmanらしいようなバランスになるようなパターン(パターン指示)、
そして細かいディティールです。
スタイリッシュ・ローテククローズがコンセプトの当ブランドゆえ、
旧き良き時代を連想させる手の込んだ、、大量生産するには省いてしまうようなそれです。
興味ない人が見たら”どこが違うの?”と思うようなところかもしれません。
例えば、

パンツの天狗と呼ばれる箇所、こんなパーツの形なんか、どうでも良い人にはどうでもよいんだけど、拘ります。
普通は直線で真っ直ぐにしてしまう事が多いし、一枚ではなくハギを入れて2パーツにしたり・・・何より工場が嫌がったりする事も、、、。
以下同じようなポイントを羅列します。







一個一個説明はしませんが、今後うちの服を見る時、気にかけていただければ幸いです。
最後に今シーズンもっともこれは!と思って作ったディティールがこれです。

↑こちらは表から見たところ、この内側が↓

実は1940年代のイギリス軍のバトルドレスといわれるショート丈JKにあった内ポケットディティール。
非常に面白い内ポケット仕様なんですよね、これが!
ものは
前回ブログで紹介したこれです。
さてさて、次回はまた個別の商品紹介ブログに戻ります。
では、では!
- 2013/04/11(木) 20:51:36|
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