CharやらKISSでROCK MUSICというものに目覚め、
JEFF BECKを神と崇め、
エレキギターを手にしてヤングギターやミュージックライフを
バイブルにする中学生にとって、
突然現れた(かのように思えた)パンクロックというのは言わば対岸の音楽、
ストレートに認めたくないジャンルの音楽であった。
またなんだか聴いちゃいけないみたいな怖さを感じていたな・・・。
今から思うとそれこそがROCK MUSICなのだけど。
時は流れ、千葉の田舎から東京が生活の拠点となった頃。
(そろそろLPからCDへ移行し始めた頃でもある。)
自分の音楽ライブラリーはここにもお気に入りのバンドとして書き連ねた
ポリスやU2、エルビス・コステロやらのメジャーネームから
英国インディーズのカテゴリーのザ・スミスやらロイド・コール&ザ・コモーションズ、
ペイル・ファウンテンズ、、、etcってな感じになっていた。
中学の頃、怖さを感じていたパンクというジャンルの音楽も一通り聴いたし、クラッシュなんかは大好きになった。
ただ、、その一連の流れの中で
一つだけ大声で”好きだ!”というのを避けていたというか、
俺なんかが言っちゃまずいだろと思っていたバンドがある。

名前を
”The Style Council" (ザ・スタイル・カウンシル)”という。
言わずと知れた
The JAM の解散後、その中心人物であった
”Paul Weller( ポール・ウェラー)” 率いるバンド(ユニット)であった。
名前からして”様式評議委員会”と来た。
略して”スタカン”。
音もメイジャー7thコードが鳴り響く当時流行っていたカフェバー(行ったことなかったけれど)にぴったりのもの(に聴こえた)、、、、。
要はカッコよすぎたのだ。
”オレ、”スタカン”スキナンダヨネ・・・・・・”
というのがなかなか言えなかった。
敷居が高かったんだよね。
特に抜きんでたポールのファッション・センス。
それでもインタビューでポールが”ホワイトリーバイスがいい!”と言えばそれをチェックし、
ステンカラーのコートにスクールマフラー、、、なんて恰好も当時流行っていたDCブランドの
お店で10回払いで買ったり、多大な影響を受けていたのは事実。

のちアパレルでバイトし始めたり、ブラックミュージックやらジャズやらも
聴きかじるようになり、
ようやく
”オレ、”スタカン”スキナンダヨネ・・・・・・”
と言えるかなという頃、スタカンが来日した。
忘れちゃったけれどかなり気張ってお洒落したつもりで行ったかと思う。
どんなスタイルで出てくるのかなと胸を弾ませていた自分の前に現れたのは
Tシャツにショートパンツ、、、首にホイッスル下げたポール・ウェラー先生だった・・・・・。最先端を走る男は当時出たてのハウス・ミュージックに影響を受け、そんなことになっていたのであった。
見事にすかされたわけで、、、、やはり先を行く男は違うんだな~と思ったっけ。
さて、今回このブログに、
そんなスタイル・カウンシル、、というかポール・ウェラーを取り上げたのは、
当時の彼のスタイルが気になって画像や you tubeで動画 検索したりしている自分がいるからである。
実際Loakeのシューズを連続して買ったりもして、なんだか80年代UKがマイブーム。
少なからず、来春の企画には反映すると思う。
今なら
”オレ、”スタカン”スキナンダヨネ・・・・・・”と言ってもよいでしょ。
P.S 言い忘れたけれど自分のおすすめのアルバムは一番上の画像にある"Our Favourite Shop"
アルバムジャケットも含めてフェイバリットである。
特にDCリーの歌声が冴える”The Lodgers"という曲が好きである。
(歌詞とサウンドのギャップもすごい。)
- 2011/06/28(火) 12:18:51|
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